ウィズコロナ、あなたのルールは? 少人数で楽しく、運動で気晴らし

西日本新聞 筑豊版 坂本 公司 丸田 みずほ 長 美咲

 新型コロナウイルスの感染者確認が福岡県・筑豊地区でも毎日のように続いた夏が明け、最近は落ち着いている。過ごしやすい気候になり、例年なら外に繰り出す人も多くなる季節。ただ今年はウイルスとの共存を前提とした「ウィズコロナ」の生活様式で迎える必要がありそうだ。人それぞれの暮らし方の「マイルール」を聞いてみた。

 9月上旬の休日、飯塚市の40代男性はサウナと水風呂を何度も往復し、サウナ愛好家の間で「ととのう」と呼ばれる感覚を堪能した後、飯塚の街へ足を運んだ。知人が営むラーメン店、すし店、バーなどをはしごし、キープボトルや料理を夜が更けるまで楽しんだ。

 この日は2軒目から地元の友人らが合流し4人グループになったが、コロナの影響で店は混んでおらず、店員とゆっくり話せることから普段は1人での行動が多い。

 大規模宴会以外をほぼ解禁し、検温など感染予防をしてくれる安心できる店を選んで通っている。少人数での飲み会や、バーベキューをすることもある。「いつ誰がコロナにかかるか分からない。避けようと我慢を続けるよりも、楽しみながら普通の衛生対策や体調管理をすればいい」

 飯塚市の30代の公務員男性は飲み会を控えている。「本当は行きたいけれど、もしものことがあったら…」と警戒を続ける。代わりに楽しみにしているのは、同僚とのサッカー。他自治体チームとのリーグ戦もある。2月末から活動を中断していたが、6月に再開。参加者の名前や体温を記録するといったコロナ禍のルールはあるが「汗を流してサッカーするのが、一番の気晴らし」と話す。

 「出無精が日常になったばい」。こうため息をつくのは飯塚市の建設会社社長の男性(60)。仕事関係の会食はゼロのまま。東京に住む息子とも会えていない。「出歩いたら人目を気にする日々が続くうち、あまり外に出なくてもストレスがたまらなくなった。僕より高齢の人はもう外に出きらん人も多いやろう」

 嘉麻市の会社員女性(68)も、日帰りを含めてレジャーに行けていない。春は「コロナが落ち着いたらね」と友人と話していたが、最近は終わりが見えない気がしてきた。「本当に行きたいときは対策を徹底しよう」と話すようになった。会食に関しては、大皿を自分の箸でつつかない▽回し飲みをしない▽できるだけ距離を取る-などの「最低限のルール」を共有できる人とだけ行きたいという。

 身の回りの変化を前向きに捉えている人もいた。飯塚市の30代会社員男性は、会議などで毎日のようにビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使う。マスク着用にも慣れた。「人々の活動は徐々に戻ってきた。ニューノーマル(新常態)といえる新たな日常生活が定着しつつあると思う」と述べた。

(坂本公司、丸田みずほ、長美咲)

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