花の名所で秋の散策いかが? オミナエシ、コスモス、シラヒゲソウ…

 一面に広がるコスモス畑…。秋の花と言えば、そんな風景が頭の中に浮かぶ。新型コロナウイルス禍ただ中で迎えた行楽シーズン。秋を彩る花々の名所を九州各地で調べた。

【七草】 アサギマダラ飛来も 北九州市・白野江植物公園

 北九州市門司区白野江2丁目の市立白野江植物公園は周防灘に面した広さ約7・7ヘクタールの丘陵で、四季それぞれの花木が楽しめる。日中の暑さがまだ続くこの時季、秋の七草をめでるのはいかが。現在楽しめるのはオミナエシ。今月下旬にかけてはハギが見頃になり、フジバカマも花を咲かせる。

 秋の七草以外では、真っ白な花弁が目に鮮やかなシロヒガンバナなど、ヒガンバナの仲間も多い。10月に入ると、海を渡るチョウ「アサギマダラ」の飛来も期待できる。開花情報は同園=093(341)8111。 (古瀬哲裕)

オミナエシの周りをチョウが舞っていた

【コスモス】 一面に広がる100万本 小林市・花の駅生駒高原

 霧島連山の麓にある宮崎県小林市の観光施設「花の駅生駒高原」では、10月初旬から同月末にかけて100万本のコスモスが一面に広がる。

 施設は標高約550メートルにあり、敷地の広さは約12ヘクタール。植えられたコスモスの8割は一般的なピンク色だが、オレンジ色やチョコレートの香りがする品種も楽しめる。霧島連山をバックに花畑の写真を撮ることができ、観光客に人気だという。入園料は中学生以上600円、小学生100円、未就学児は無料。「花の駅生駒高原」=0984(27)1919。 (坂井彰太)

コスモスが広がる「花の駅生駒高原」(昨年の様子、花の駅生駒高原提供)

【野草】 森の一角で500種栽培 熊本県・南小国町 

 黒川温泉に近い熊本県南小国町満願寺に、元森林管理署職員の石松茂夫さん(72)が造った野草園があり、希少なシラヒゲソウやキレンゲショウマなどの花を楽しむことができる。

 野草園は石松さんが約40年前に趣味で始め、2ヘクタールの森の一角で500種の野草を栽培。秋本番にはリンドウやサラシナショウマ、ジンジソウなどが楽しめる。

 庭で手入れをしている石松さんに声を掛ければ、無料で案内してくれる。石松さん=090(7299)1063。 (佐藤倫之)

可憐な花を咲かせたシラヒゲソウ

【ペンタス】 星形五角形の花見頃 直方市・福智山ろく花公園

 福岡県直方市永満寺の福智山ろく花公園では、福智山を望む約5ヘクタールの敷地で、コスモスや彼岸花などが楽しめる。入り口門近くの大花壇では、ペンタスが見頃を迎えた。星形五角形の五芒星のような花の形が特徴で、名前はギリシャ語の「5」に由来する。夏から秋に咲く花だが、この時期は赤、白、紫など色とりどりの花が一面に広がる。花々の蜜を求めるチョウやハチも集まり、昆虫を目当てに訪れる愛好家も多い。入園料は大人300円、小中高生100円。同園=0949(23)4187。 (福田直正)

福智山ろく花公園で見頃を迎えたペンタス

 

【バラ】 国内外400品種が共演 久留米市石橋文化センター 

 福岡県久留米市野中町の石橋文化センター内にあるバラ園では、赤やピンク、オレンジなど国内外の400品種計2600株が咲き誇る。毎年恒例の「秋のバラフェア」は新型コロナウイルスの影響で中止になったが、園内で自由にバラを観賞できる。皇室にちなんだプリンセス・ミチコや、人気のアプリコット・キャンディ、香り高いフリージアなどの品種が。見頃は10月中旬から11月ごろ。石橋文化センター=0942(33)2271。 (平峰麻由)

 
石橋文化センターのバラ(昨年撮影)

【ヒマワリ】 休耕の棚田に10万本 佐賀県みやき町・山田ひまわり園 

 毎年秋、季節外れのヒマワリ約10万本が休耕田を黄色に染める。佐賀県みやき町の「山田ひまわり園」。地元町民などでつくる中山間地山田集落組合が2001年、使われなくなった棚田約6000平方メートルを活用しようと栽培を始めた。

 一般的な品種のヒマワリだが開花の時期をずらしたことで話題となり、一緒に咲くケイトウの紅色とのコントラストも鮮やか。「SNS映え」が人気を呼び、昨年は約2万6000人が訪れた。組合の真子生次代表(73)は「今年は温暖で11月上旬ごろが見頃になりそう。コロナの息抜きにどうぞ」。

 開園は11月1~30日。入場料100円(高校生以上)。町観光協会=0942(96)4208。 (星野楽)

棚田だった休耕田で咲き誇るヒマワリ(写真は昨年)

 

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