職員、引っ越し作業急ぐ 新庁舎23日開庁 神埼市

西日本新聞 佐賀版 星野 楽

 佐賀県神埼市の新庁舎が完成し、22日に落成式を迎える。2支所の行政機能を集約し、防災機能も高めた新庁舎。23日の開庁に備え、市職員は急ピッチで引っ越し作業に当たっている。

 旧神埼町時代からの築49年の現本庁舎では17日、市職員が書類やファイルなどを段ボール箱に詰め込む作業に追われていた。「自分たちは連休返上。大事な書類もあるので慎重に作業せんとね」。周りに積み重なった箱を見て、50代男性職員はつぶやいた。

 新庁舎は国道34号を挟んで現本庁舎の向かいに建設した。5階建てで延べ床面積は約7千平方メートル。1階には市民が夜間や休日も利用できる多目的室を置き、2階に教育委員会、4階に議場が入る。

 松本茂幸市長が「第一に考えた」と胸を張るのが災害対策。停電しても72時間は対応できる非常用発電機や、緊急時に使えるマンホールトイレ5基を整備した。3階の大会議室は災害対策本部に使うという。

 旧千代田町、旧脊振村の役場だった2支所。新庁舎の開庁後も千代田庁舎は図書館や公民館など、脊振庁舎は交流センターや診療所などとして活用する。

 同市神埼町の60代男性は「今の庁舎は暗くて狭かった。街の雰囲気を良くするためにも移転は賛成」と期待。一方で脊振庁舎近くで食堂を営む中島義隆さん(75)は「脊振は過疎化が深刻。にぎわいが減らないよう、継続的なイベントなどをしてほしい」と求めた。

 落成式は午前10時に新庁舎前で開催。午後1~5時には内覧会がある。松本市長は「新庁舎に人が集えば市街地の活気を生み出せる。市民が気軽に立ち寄れる空間にしたい」と述べた。 (星野楽)

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