緩和初日マスクの波 「映画館らしい風景」「球場少し『密』怖い」 

西日本新聞 社会面 川口 史帆 井崎 圭

 4連休スタート

 新型コロナウイルス対策のイベント入場制限が緩和され、4連休初日となった19日、九州を代表する繁華街の一つ、福岡市・天神の街は多くの人でにぎわった。プロ野球の試合や映画館へも家族連れやカップルが足を運んでおり、各地でレジャーを楽しむ姿があった。一方で、緩和に伴い人出が増えることへの不安の声も聞かれた。

 観客数を定員の50%以下に抑えて営業を続けてきた映画館は、この日が全席販売の解禁日。大手シネコンは対応が分かれたが、福岡市の二つのミニシアターは全席販売を再開した。

 「映画館らしい風景が戻ってきてうれしい」。同市中央区の複合商業施設に入る映画館「キノシネマ」の女性スタッフが喜ぶ。6月の開館時から3スクリーン計261席を1席おきに空けて営業してきた。同館によると、隣同士に座って映画を楽しむ2人組や若者グループの姿も見られたという。大山勇支配人(47)は「感染者を出さないよう、引き続き感染防止対策を徹底したい」。

 6月に無観客で開幕し、8月から上限5千人となったプロ野球。さびしいスタンドが目立っていたが、福岡ペイペイドーム(福岡市中央区)で開催されたソフトバンク戦は、観客数の上限の目安が1万2千人まで引き上げられた。今季20試合程度を観戦している同市早良区の医師、宮城哲(さとし)さん(61)は「やはり拍手の量が違う。今季で一番盛り上がった」。しかしソフトバンクは楽天に敗戦。「もっと観客が増えれば今日のような負け方はしないのに」と悔しがった。一方で入場制限の緩和に不安を覚える人も。福岡県大野城市の会社員染原麻紀さん(37)は「外野席は少し『密』な気がした。興奮すると接触も増えるし、ちょっと怖い」と話した。 (川口史帆、井崎圭)

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