あまおうから着想、斜めに走る柄 斬新デザイン久留米絣に

西日本新聞 筑後版 丹村 智子

大木町の中村さん最優秀賞

 福岡県広川町日吉の「ひろかわ藍彩市場」で19日、久留米絣(かすり)デザインコンテストの授賞式があった。最優秀賞の大木町の画家中村比呂子さん(47)に、表彰状とデザインした絣の反物が贈られた。

 コンテストは、伝統の久留米絣に新しい発想を取り入れようと町観光協会が昨年公募、18人が応募した。

 中村さんは、広川町特産のあまおうから着想し、藍色の地に赤い実と緑の葉が斜めに走る柄をデザインした。自身も久留米絣を用いて洋服などを手作りしており「スカートやシャツなどを作ったとき、どう裁断してもイチゴ柄が生きるよう工夫しました」と話した。

 デザインを反物にした冨久織物の冨久洋さん(45)は「斜めのしま模様は手間がかかり、着物ではあまり求められない柄だった。多くの方にこの作品を見ていただき、久留米絣の可能性を知ってほしい」と話した。

 藍彩市場では中村さんの作品を展示しているほか、20日まで町内11軒の織元が出品する久留米絣のマスク展も開催。機械織りのマスクは1100円(税込)から、作家が手がけた手織りの久留米絣を使ったものもある。藍彩市場=0943(32)5555。 (丹村智子)

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