大分にプロ野球チーム 27日に運営会社設立 独立L参入へ構想

西日本新聞 大分・日田玖珠版 吉村 次郎

 大分県内初となる独立リーグのプロ野球チームの設立構想が進んでいる。球団運営会社が27日に設立。九州で新たに立ち上がる独立リーグに参入し、開幕予定の来年3月に向け、選手らの獲得を急ぐ。球団設立の発起人の森慎一郎さん(59)=大分市=は「日本野球機構(NPB)や米大リーグを目指す選手の育成の場を県内に定着させたい」と意気込んでいる。

 森さんは同市の総合型地域スポーツクラブを運営するNPO法人理事長で、同クラブ内の中学生硬式野球チーム監督を務める。今年に入ってリーグ参入に向けた準備に着手し、趣旨に賛同した約20の企業・個人が株主となり、運営会社設立が決まった。スポンサー集めも続けており、すでに県内の30社以上から協力を取り付けたという。クラウドファンディングにも取り組み、運営資金の確保につなげる。

 母体となるチームはなく、これから監督や選手約20人を集める。現在チームの顔となる監督兼選手として、著名な元NPB選手と交渉中。10月以降、選考会や個別交渉を通じて選手と契約する。

 森さんなどによると、熊本県でも球団設立が進んでおり、2球団で新たな独立リーグに参入する予定。年間約70~90試合で、福岡ソフトバンクホークスの3軍や沖縄県のプロ野球チームとの対戦も検討中。本拠地は別大興産スタジアム(同市)で、県内の他の球場でも試合を行う予定。

 地域貢献を目指し、子どもを対象にした野球教室を開催する構想もある。森さんは「プロ野球選手を間近で見る機会をつくり、野球人口減少に歯止めをかけたい。サッカーJ1・大分トリニータのように、県民に愛されるチームになれば」と話している。 (吉村次郎)

 独立リーグ 日本野球機構(NPB)が統括するセ・パ両リーグとは別のプロ野球リーグ。「四国アイランドリーグ」が2005年に初の独立リーグとして開幕。かつては福岡県や長崎県のチームも参戦した。現在、日本独立リーグ野球機構には、「ルートインBCリーグ」(東北、関東、北信越、関西の計12球団)と「四国アイランドリーグplus」(4球団)がある。

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