「こんな活気久しぶり」4連休GoTo盛況 九州の観光地安堵

西日本新聞 一面社会面 徳増 瑛子 井中 恵仁 山口 新太郎

 秋の4連休は22日に最終日を迎え、新型コロナウイルス感染拡大の影響で客足が落ち込んでいた九州の観光地は、政府の観光支援事業「Go To トラベル」を利用した観光客ら大勢が訪れ、久しぶりににぎわいを見せた。各交通機関は終日混雑した。手探りで観光と感染防止の両立を図る関係者からは、安堵(あんど)の声が聞かれた。

 世界文化遺産の「旧グラバー住宅」があるグラバー園(長崎市)には21日までの3日間で、昨年同時期より約3千人多い約9200人が訪れた。園では検温など感染防止対策を徹底する。近くにある同じく世界文化遺産の大浦天主堂も、マスクを着用した多くの観光客が行き交った。大阪府の男子大学生(20)は「行く先々で対策がなされ、不安は感じない。ちゃんぽんがおいしかった」と声を弾ませた。

 昨年は新元号「令和」ゆかりの地としてブームになった福岡県太宰府市の太宰府天満宮。天候にも恵まれ、梅ケ枝餅の販売店や飲食店が並ぶ参道に人が戻った。福岡市の会社員の女性(29)は「友達と久しぶりに再会し、いい休日になった」と笑顔。土産店の女性店員は「こんなに活気のある参道はいつぶりかな」と喜んだ。

 7月の豪雨で被災した大分県由布市の湯平温泉では、営業を再開した17旅館がほぼ満室。湯平温泉観光協会によると、加盟する旅館には消毒液を配布。一部の旅館は3密(密閉、密集、密接)回避のため、予約数に上限を設けた。協会の麻生幸次会長(51)は「『Go To トラベル』のほか、復興を支援したいと県外からのリピーター客も目立った」と話した。 (徳増瑛子、井中恵仁、山口新太郎)

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