上等兵は小さな声で「オッカシャン」と叫んだ 言葉を刻む(89)

西日本新聞 社会面

上等兵は自分の最後を意識した様で小さな声で「オッカシャン」と叫んだ

 (福岡県筑前町、男性)

 1945年4月、ビルマで行われた戦闘中、そばを走っていた上等兵が砲弾に当たって倒れた。腸が露出していた。「しっかりせろ」と励ましたが、死ぬ間際に母の姿がよぎったのだろう。マラリアで入院したとき、ベッドが隣り合わせで世話になった戦友だった。「最後の骨さえ拾う事ができず、痛恨の極みであった」。戦後70年に当たり、92歳の時に本紙に寄せた手紙から。

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