宗像・沖ノ島の最新研究展示 福岡の5博物・資料館が連携

西日本新聞 ふくおか都市圏版 床波 昌雄

宗像大社神宝館の宝飾品も

 宗像大社神宝館(福岡県宗像市)や九州国立博物館(太宰府市)など県内の五つの博物館・資料館が連携し、世界遺産「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の最新の調査研究成果を披露する展覧会「ムナカタ-祈り・暮らし・交わり-」が始まった。各施設がそれぞれのテーマで古代ムナカタの姿を紹介する。

 2017年の世界遺産登録後、初の連携企画。各館のテーマは、神宝館が「神々への美宝」、九州国立博物館が「宗像海人の刀」、海の道むなかた館(宗像市)が「古代ムナカタ海人の世界」、福津市歴史資料館が「新原・奴山古墳群調査研究の現在」、九州歴史資料館(小郡市)が「福岡の古代豪族」。

 8万点の国宝を収蔵する神宝館は、このうちのガラス製玉類や銅鏡、金製品などの宝飾品を特別展示。沖ノ島7号遺跡から出土した美しいガラス製玉(6~7世紀)は、青や紺、黄色などさまざまな色彩を今に伝える。調査の結果、古代ペルシャのサーサーン・グラスであることが科学的に確認された、カットグラス破片の展示もある。

 銅鏡は、鏡背面のひもをつり下げる「鈕(ちゅう)」周辺に施された装飾がよく分かるよう、拡大コピーした写真も同時に展示。神獣や神像など繊細な加工を見ることができる。

 5施設の展示担当者による調査研究報告会「謎解き!ムナカタ」を10月11日午後1時半から、福津市カメリアホール(福津市津屋崎)で開催。定員は200人で入場は無料。

 報告会の事前申し込みや、5施設の開催期間、入場料などは、「世界遺産『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の公式サイト=https://www.okinoshima-heritage.jp/5kan/で案内している。

(床波昌雄)

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