西日本短期大“アイドル”がコロナ終息願い新曲 「日常」の尊さ歌う

西日本新聞 木村 貴之

卒業生のあおりんごさん作詞・作曲でMV制作

 全国でも珍しい“アイドル養成コース”がある西日本短期大(福岡市)のメディア・プロモーション(MP)学科が、新型コロナウイルス禍の終息を願うオリジナルソングを制作し、ミュージックビデオ(MV)に仕立ててインターネットで披露している。学科の卒業生に歌作りを託し、学生たちでつくるアイドルユニットグループの新曲としてMVを動画投稿サイトユーチューブ」で公開。祈りを込めた癒やしの歌声を、地域を越えて響かせている。

 歌は、福岡市を拠点に活動する女性シンガー・ソングライター、あおりんごさん(21)が作詞・作曲した「miso soup(ミソスープ)」。MV制作には学科所属のアイドルユニット「かぜ組」「ほし組」「そら組」「さくら組」で活動する1、2年生の女子学生計20人が参加した。

 洗濯物が揺れてる こっちを見てと笑ってる レースのカーテン光ってる 窓の外は青く染まった

 今日は会えないし 昨日も明日もその次も会いたいし 君のmiso soupと共に乾杯したい いつまでも夜は明けるし朝は来る 新しい風が吹くから

 バラード調のゆったりしたリズム、哀愁のあるメロディーに、生活感を漂わせ、フラストレーションと向き合う心情を率直につづる詞が絡む。「コロナで実感したのは、当たり前の暮らしの尊さ。いつか取り戻せると信じて一日一日を大事に過ごせばいろんな人に優しくなれる、との思いを込めた」とあおりんごさん。日常生活をみそ汁になぞらえ、曲名にした。

 企画は、民放キー局を退職し、4月に着任した今木清志教授(58)が「こんな時だからこそ世の中に元気と癒やしを届けよう」と立案。「コロナに負けない!プロジェクト」第1弾として「はなれていても、そばにいる」をテーマに、MVを発信することにした。

 制作は、対面授業が再開した6月に本格スタート。「密」を避けるため個別に撮影して編集、約3分の動画を7月上旬に公開した。MVで全メンバーは、各ユニットの衣装に身を包んで登場。その姿は分割画面に収まりながらもぴったり息を合わせ、生き生きした表情で歌い、踊っている。

 9月中旬、メンバーたちは学内スタジオに集結し、ライブなどを無料配信するアプリ「SHOWROOM(ショールーム)」に、表情が見える透明なマウスシールドを着けて出演。ユニット別のパフォーマンスに続き、選抜メンバー7人で新曲を披露した。選抜でセンターを務めたかぜ組2年のSaori(さおり)さん(20)は「共感しながら温かい気持ちで前向きになれる歌。多くの人に届けたい」と声を弾ませた。

 MP学科は今後、会員制交流サイト(SNS)も活用してMVをPRし、コロナ終息祈願ソングを広く発信する。(木村貴之)

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