長崎新幹線22年秋暫定開業 武雄温泉-長崎、リレー方式

西日本新聞 社会面 鶴 加寿子 北島 剛

 国土交通省は24日、九州新幹線西九州(長崎)ルートの武雄温泉-長崎の暫定開業が2022年秋ごろになるとの見通しを明らかにした。与党の整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)の会合で報告した。

 フル規格で整備中の武雄温泉-長崎は延長67キロ。12年6月に着工し、これまで開業は「22年度」としていた。博多と長崎を結ぶ長崎ルートは新鳥栖-武雄温泉で整備方式が決まらず未着工のため、博多-武雄温泉を在来線の特急が走り、武雄温泉駅で乗客が在来線と新幹線を乗り換える「リレー方式」による暫定開業となる。

 長崎県の中村法道知事は談話を発表し「新幹線開業効果を最大限に高め、県内全域に波及させるための取り組みを進める」と活性化に意欲を示した。

 一方、与党PTの会合では、新鳥栖-武雄温泉の着工に向けた環境影響評価(アセスメント)に佐賀県の同意が得られていない現状も報告された。国交省幹部は会合後、来年度予算の概算要求に、アセス関連費用を計上しない方針を記者団に説明した。

 佐賀県は新鳥栖-武雄温泉が自治体の財政負担が重いフル規格になることを警戒している。山口祥義知事は同日、県庁で記者団に「長崎と佐賀の往来が盛んになるようにさまざまな施策を打っていく」と暫定開業を前向きに受け止める一方、未着工区間の整備方式については「拙速にならないように検討していく」と述べるにとどめた。 (鶴加寿子、北島剛)

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