1945/9/26の紙面から【米兵は浮世絵好き 初外出も至極のんびり 長崎進駐第三日目】

 〈市内にあるいは郊外に分駐する戦友の設営や各種資材の輸送に不眠不休で働き第三日を迎えた長崎地区進駐部隊の一部は、二十五日午前中を軽い自動車操縦訓練で時間を過ごし、午後からは上陸以来初の休養時間が与えられたため本格的な市民との折衝が始まった。青い服を着た水兵さんや緑の服を着たマリンたちは柳通りや浜町通りなど、市内の目抜き通りから街外れの蛍茶屋付近まで三々五々と散策する者もあり、中には骨董屋をひやかす者もあって、みんな打ち合わせたように「日本語入門」のポケット会話の手引きを後生大事にしまい込んでいた〉...

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