「武寧王生誕」の記念碑完成 唐津市・加唐島

西日本新聞 佐賀版 津留 恒星

 佐賀県唐津市の加唐島(かからしま)生まれとされる古代朝鮮の百済を治めた「武寧王(ぶねいおう)」の記念碑が完成し、25日に島で除幕式があった。日韓の関係者が生誕地を示す石碑の設置をともに祝った。

 武寧王は461年ごろに生誕。その証しとして、約20年前に地元住民が島の海岸沿いに木製の標識を設置したが、老朽化していたため、武寧王との縁で島の清掃などに携わる駐福岡韓国総領事館(福岡市)が新調を申し出た。同市浜玉町の石材会社が韓国から取り寄せた石を加工し、高さ1・3メートル、幅50センチ、厚さ9センチの石碑に仕上げた。日本語と韓国語で「武寧王生誕の地」などと刻まれている。

 除幕式には日韓の関係者約50人が出席。取材に応じた孫鍾植(ソンジョンシク)総領事は「政治的、歴史的な問題に関係なく、民間分野の韓日交流がより深まるきっかけになってほしい」と話した。同市の市民団体「まつろ・百済武寧王国際ネットワーク協議会」の山下定則事務局長(64)は「生誕地に加え、日韓友好のシンボルとしてもこの先100年、200年と立ち続けてほしい」と石碑に手を合わせた。木製の標識は今後、総領事館公邸に展示される。 (津留恒星)

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