国際金融センター誘致へ 産学官組織発足

西日本新聞 社会面 塩入 雄一郎

 政府が福岡県や関西圏を新たな国際金融拠点都市の候補としていることに対し、福岡の産学官が29日、一体的に海外企業の誘致を推進する新組織を立ち上げる。「TEAM FUKUOKA」(チーム福岡)と名付けられ、九州経済連合会や福岡経済界の主要7社でつくる親睦団体「七社会」の加盟社、福岡市や県、九州大などが参加。誘致に向けて一丸となることで他都市との競争を有利に進めたい考えだ。

 チーム福岡は、九経連の麻生泰会長と九州電力の池辺和弘社長、福岡市の高島宗一郎市長が発起人となり設立。14団体が参加を予定しており、麻生氏が会長、高島氏と小川洋知事が副会長に就任する予定だ。

 チーム福岡は、海外の金融機関など外資系企業や人材を誘致するための都市環境整備に取り組む。具体的には、所得税や法人税など税制の見直しや規制緩和を推進。高度外国人材向けに住宅やインターナショナルスクール、英語対応医療機関などの環境整備などを検討しているという。

 世界的に事業を展開する銀行や証券会社、保険会社、投資ファンドなどが拠点を構える都市は、株式や外国為替の取引の中心となる国際金融センターだ。ニューヨークやロンドン、アジアでは香港が代表的だ。

 政府はこれまで東京の国際金融拠点の強化を目指していたが、災害発生のリスクや新型コロナウイルス収束後の地域分散型社会を見据えて方針転換した。 (塩入雄一郎)

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