有馬家入城前の久留米知る 「小早川・田中の時代」展開幕

西日本新聞 筑後版 野村 大輔

大谷吉継の書状、教会の瓦も

 久留米藩主・有馬家が久留米城に入る直前の約30年間に、この地を治めた武将たちを紹介する企画展「小早川・田中の時代」が26日、福岡県久留米市篠山町の有馬記念館で始まった。

 来年、初代藩主・有馬豊氏の入城から400年を迎えるに当たって展開する「有馬入城前夜シリーズ」の第2弾。1587年に九州を平定した豊臣秀吉に統治を任された小早川秀包(ひでかね)、1600年の関ケ原の戦いで敗れた秀包に代わって治めた田中吉政・忠政の関係史料約40点が並ぶ。

 秀包は在地の高良山勢力を抑えるのに苦心した。企画展では、秀吉側近の大谷吉継が高良山座主に送った書状を公開、文面から高良山に対する吉継の配慮が読み取れる。キリシタンでもあった秀包が建てた教会の瓦も展示されている。

 田中吉政は柳川城を本拠に領内支配を進めたが、2代目の忠政が病死、田中家は後継ぎがおらず改易となった。吉政の書状などから領内支配の実相を伝える。

 市文化財保護課の穴井綾香学芸員は「(短命に終わった)この時代の史料は少ない。展示を見た後、ゆかりの地を巡ってもらいたい」と話している。

 来年1月11日まで。入館料は一般210円、高校生以下無料。有馬記念館=0942(39)8485。 (野村大輔)

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