「博多の心」校庭にともす 博多中、10月3日に灯明ウオッチング

西日本新聞 ふくおか都市圏版 手嶋 秀剛

コロナ禍輝く思い出に

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、体育祭や部活動などの中止を余儀なくされた福岡市博多区対馬小路の博多中(吉村浩校長)で、生徒たちが今年の思い出づくりと全校の絆の証しにしようと、10月3日に「博中灯明ウオッチング」を実施する。

 生徒たちは夏休みの8月から企画に着手。3年生に休み期間中の宿題として、灯明で描くデザインを募集した。「今年を象徴するもの」「博多中のシンボル的なもの」を課題にしたところ、アマビエの人形を飾った舁(か)き山笠や博多織などのアイデアが寄せられた。

 2週間足らずの夏休みが明けた8月末には、生徒会とPTAで実行委員会を立ち上げ、スローガンを「輝け博中星~未来に灯(とも)す、博多の心」と決めた。9月に入ると、全校生徒の投票で灯明のデザインを決めた。

 生徒たちが約4千個の灯明を並べて描くデザインは、体操服を着た中学生の聖火ランナー。来年に延期された東京五輪と、新型コロナの影響で中止になった体育祭への思いを重ねた。

 25日には3回目の実行委員会を開催。15人ほどの生徒たちが当日の火入れ式などの手順を確認し、灯明の作り方を学習した。

 10月3日の当日はデザインした灯明に加え、全校生徒一人一人が未来へのメッセージを記した灯明約300個も設置。それぞれの「博多の心」が、秋の夜の校庭に輝く。生徒会長で3年生の中西幸大さん(15)は「全校での行事がやっとできる。灯明の明かりで、みんなの心を明るくしたい」と話した。

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 博多中の灯明ウオッチングはコロナ感染拡大防止のため、校内に入り見物できるのは生徒と保護者のみ。一般の入場はできない。 (手嶋秀剛)

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