「娘に会いたい」母親が苦しみ吐露 福岡の女性殺害事件1カ月

西日本新聞 社会面

容疑者には「厳罰望む」

 「娘に会いたい」-。福岡市中央区の大型商業施設で買い物客の女性(21)が殺害された事件から28日で1カ月になるのに合わせ、女性の母親が27日、弁護士を通じてコメントを発表した。

 殺人容疑で再逮捕された少年(15)側の弁護士によると、少年は、包丁で女性を襲った際に女性から「こんなことをしても何にもならないよ」と諭されたと説明し、反省の言葉を口にしているという。これに対し、母親は娘を失った深い悲しみを吐露し、少年に対し「厳罰を望む」との心境を明かした。コメントの全文は次の通り。

 「こんなことをしても何にもならないよ」

 娘らしい最後の言葉です。誇らしく思うと同時に苦しい思いでいっぱいです。

 以前、娘が友人と居酒屋に行き、後ろに座っていた妊婦から、娘の財布を抜きとられたことがあったそうです。娘はその女性を追いかけて「お母さんになるんやろ、お母さんになる人が恥ずかしくないの」と言った、と話してくれました。私は刃物を持っていたらどうするのかと恐ろしくなり、「危ないから」としか言えませんでした。

 娘は間違っていることは間違っていると立ち向かう子です。茶目(ちゃめ)っ気たっぷりで素直で可愛(かわい)くてたくさんの人に愛されていた娘を殺(あや)めた犯人が許せません。

 娘のお友達から、たくさんの写真をいただきました。どれも笑顔で、たくさんの友人に囲まれています。娘に会いたい、娘の声が聞きたい、帰って来てほしい。

 加害者は上辺(うわべ)だけの反省を述べているようにしか、私たちには感じられませんし、ただただ厳罰を望みます。

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