韓国社会「女性の生きづらさ」 若者、コロナに追い込まれた末に… (3ページ目)

西日本新聞 国際面 池田 郷

有名人の後追い問題に OECD国中、自殺率は最高

 韓国の人口10万人当たりの自殺率24.6は、経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で最も高い。総数では男性が女性を上回るものの、芸能界やスポーツ界で20代女性の自殺が相次ぎ、社会問題化している。

 昨年10月、女性グループ「f(x)」元メンバーのソルリさんが自殺。翌11月には「KARA」の元メンバーのク・ハラさんも命を絶った。今年に入っても、トライアスロン選手の悲報に韓国社会は揺れている。自殺原因は、会員制交流サイト(SNS)上の悪質な書き込みや、パワハラを受けたためとされる。

 自ら命を絶った有名人の後を追う同世代の自殺増加も懸念されている。こうした現象は、失恋して自殺する青年を主人公にしたゲーテの小説「若きウェルテルの悩み」に触発され、欧州の若者の自殺が増えたことにちなんで「ウェルテル効果」と呼ばれる。

 韓国メディアはウェルテル効果を防ぐため、自殺のニュースを伝える際に「自殺」という言葉の使用を避けて「極端な選択」などと言い換えている。

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