「十八親和銀行」10月1日発足 長崎

西日本新聞 一面 吉田 修平 中野 雄策

 ふくおかフィナンシャルグループ(FFG、福岡市)傘下の十八銀行(長崎市)と親和銀行(長崎県佐世保市)が10月1日に合併して「十八親和銀行」が発足する。長崎県内での貸出金シェアは約7割となり、健全な競争環境や適正金利が維持できるかが焦点となる。

 初代頭取には十八銀の森拓二郎頭取(65)、会長には親和銀の吉沢俊介頭取(64)が就任する。本店は十八銀本店に置く。来年1月には基幹システムを統合。5月以降は立地が重複する近隣店の統合を本格化し、71店を統合して114店とする。合併で生じる約350人の余剰人員を成長分野などに振り向ける。

 FFGと十八銀は2016年2月、経営統合に基本合意した。だが、統合可否を判断する公正取引委員会が、長崎県内での貸出金シェアの高まりで健全な競争環境が保てなくなると指摘して審査は長期化。両社の計1千億円弱の貸出債権を他の金融機関に譲渡することを条件に18年8月、承認され、19年4月に経営統合した。

 日銀のマイナス金利政策などで地方銀行の収益環境が厳しさを増す中での船出となる。菅義偉首相はさらなる地銀再編の必要性を主張しているが、麻生太郎財務相は29日の記者会見で「地域ごとに事情は異なる。一概に合併すればよいというわけでもない」と述べた。 (吉田修平、中野雄策)

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