“出前ビアガーデン”いかが 1日から直方駅前公園 飲食店支援

西日本新聞 筑豊版 安部 裕視

地元ラジオで生放送も

 旧直方駅舎玄関「車寄せ」が立つ駅前公園(福岡県直方市古町)で、10月1日から「デリバNOGATA」と銘打ち、地元の飲食店からのデリバリー(配達)で秋の夜のひとときを楽しむイベントが開かれる。若手企業経営者らが、新型コロナウイルスの影響で苦しむ飲食店を支援するために企画。17日までの期間限定「駅前ビアガーデン」となる。

 車寄せは直方駅の2代目駅舎建築とともに1910年に設けられた。2011年の駅舎改築に伴って解体され、今年6月に市が「まちづくりの起点」を目指して復元。若手経営者らが「まちの文化と歴史が織り込まれた建築物を活用し、新しい外食のスタイルを提案したい」と実行委員会を立ち上げ、準備を進めてきた。

 車寄せ周辺に1メートル以上の距離を確保してテーブルやいすを配し、パラソルを立てて40人収容の会場を設営。5店舗が参加予定で、来場者が電話で店舗に料理を注文し、30分以内に配達を受けて現金で支払いをする。実行委も有料で飲み物を提供する。会場への入場は無料。毎日午後6時~10時に“営業”する。

 駅前の明治町商店街に店舗を持つ化粧品販売のまるまんフィオーレ取締役で実行委員長の江下貴昭さん(42)は「飲食を楽しみながら、お世話になってきた店のお手伝いができないかと考えた。車寄せでにぎわいをつくり、地元の元気につながれば」と話す。

 コロナ禍で市民による車寄せの利活用が進まない中、市観光物産振興協会理事長の岩尾一豊さん(47)は「旧駅舎の歴史的価値が若い世代に受け継がれるとともに、駅前の利便性が生かされることを期待している」とエールを送る。

 また、岩尾さんがメインパーソナリティーを務めるコミュニティーFM局「ちょっくらじお」の番組「直方ザ・ラジオ」の公開生放送が、10日午後5時から3時間、会場で行われる。「直方出身のアーティストらと出演調整をしており、楽しみにしてほしい」と岩尾さんは呼び掛ける。 (安部裕視)

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