西部ガスの社長や会長を務めた…

西日本新聞 ふくおか都市圏版 具志堅 聡

 西部ガスの社長や会長を務めた田中優次さんが先月、72歳で死去した。最大の功績は、北九州市若松区に約700億円を投じた液化天然ガス(LNG)貯蔵基地の建設。将来の成長への礎を築いた「中興の祖」(関係者)と言える人物だった▼西部ガスはほぼ5年ごとのトップ交代が慣例だが、田中さんは会長を6年務めた。「トップは引き際が大事。1年延ばしたことが意に反した」と漏らしていた。水面下ではLNG基地を活用したアジア向けガス供給事業の交渉などを進めており、道筋を付ける必要があった▼事業開始を見届けられず無念に違いない。トップの条件を「チャレンジ精神が旺盛な人。失敗がなくては成功しない」と語っていた。西部ガスの中で田中さんの遺志が受け継がれていくと信じている。 (具志堅聡)

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