待望の定期演奏会「楽しくやりきった」 近大付属福岡高吹奏楽部

西日本新聞 筑豊版 丸田 みずほ

 福岡県飯塚市の近畿大付属福岡高吹奏楽部は4日、同市のコスモスコモンで定期演奏会を開いた。新型コロナウイルス感染症の影響で活動に制限があった今年。多くの部員たちからは「この日が迎えられて本当によかった」と万感の思いがにじんだ。一方、客席からも3年生最後の晴れ舞台に温かい拍手が送られた。

 演奏会では、来場者に住所や氏名を記入してもらい、一席ずつ空けて座ってもらうなどの感染対策を取った上で開かれた。序盤は華やかな衣装を身に着け、楽器を演奏しながらステージを縦横無尽に歩くマーチングを披露。ポップスステージではダンスを交えながら軽快な音楽を奏でた。

 同部によると、今年2月ごろから、参加予定だった県内外のイベントが全て中止になったという。定期演奏会の開催は7月下旬頃に最終決定した。実行委員長(17)は「今年に入り、お客さんの前での演奏は最初で最後。子どもから大人まで楽しめる曲を選んだ」。中止となった後も練習を続けてきた夏のコンクールの曲もプログラムに組み込んだ。

 「残念な状況が続いたが、みんな腐らず笑顔で頑張ってくれた」。顧問の鈴木雄志教諭がステージ上で語った後、鈴木教諭から花束を受け取った3年生は涙を浮かべていた。

 金管楽器「ユーフォニアム」担当の生徒(17)は「コンクールが全てではない。楽しく演奏できて、改めて吹奏楽っていいなと思った。やりきったという気持ちです」と充実した表情で語った。 (丸田みずほ)

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