父は突然、気をつけ休めを繰り返して敬礼し、いすに座って炭坑節を腹の底から歌った 言葉を刻む(97)

父は突然、気をつけ休めを繰り返して敬礼し、いすに座って炭坑節を腹の底から歌った

 (福岡県福津市、深田政武さん)

 太平洋戦争中、「死んでも帰れぬ」と言われた激戦地ニューギニア島から生還した父武次郎さんは亡くなる直前、昏睡(こんすい)状態から突然起き上がり、軍隊式の動作を繰り返した。死が近いと聞かされ集まっていた家族は「戦友が迎えに来たと思った」。武次郎さんは戦後、戦友を忘れないため軍服などを収集。資料館「鎮魂の館」を造りたいと話していたという。同島の戦いで日本軍は補給を断たれ、ジャングルで飢えと病に苦しみ、約12万7千人が犠牲になったとされる。今年5月、67歳の時に取材に語った。

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