薬味にも万能調味料にも 熊本・湯前町のゆずごしょう

西日本新聞 夕刊

 そろそろ鍋物が恋しくなる季節。熊本市内の催事で、ゆずごしょうを見つけ、思わず手に取った。生産者は、熊本県湯前町の農事組合法人「下村婦人会市房漬加工組合」。設立70周年を迎える老舗だ。

 青ユズの表皮を薄くむいて唐辛子と一緒にすりつぶし、塩を加えて作る。「ちょうど新物の青ができたばかり。今なら特にフレッシュな香りを楽しめます」と代表の福屋真貴子さん(68)。無添加、手作りにこだわる25種ほどの商品の中でも、ゆずごしょうはロングセラーの一品だそう。

 刺し身やうどん、そば、みそ汁、焼き鳥、ギョーザ、パスタにも。薄口しょうゆ、砂糖少々と鶏肉にもみ込み、そのまま15分置いて揚げると、ふわっとユズの香るピリ辛唐揚げの完成だ。熱々ご飯に混ぜたおにぎりや、ごま油と一緒に豆腐に添えるのもいい。

 薬味としてだけでなく、香り、塩気、辛みの三拍子がそろった万能調味料として、いつもの料理の新たな味わい方を気付かせてくれる。

 読者のために、青と赤のゆずごしょう各1瓶と、無添加みそに野菜を漬け込んだ市房漬など計9種の加工品を詰め合わせた「味めぐりセット」(3200円、税込み)を用意してもらった。奥深きゆずごしょうの世界。お母さんたちの懐かしい味とともにぜひ。 (フリー記者・寺嶋悠)

 ▼下村婦人会のゆずごしょう 40グラム入りで青410円、赤540円(ともに税込み)。味めぐりセットには他に、らっきょう漬け、高菜炒め、ユズ皮と梅の砂糖煮などが入る。送料は九州内は660円。同会=0966(43)3827。

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