熊本市が台風10号の対応検証 避難所人手不足、ペット同伴トラブルも

西日本新聞 熊本版 綾部 庸介

 熊本市は、9月上旬に発生した台風10号で浮き彫りになった対応の課題などについて、6日に開いた災害対策本部会議で協議。市民ニーズの高まりを受けて今回初めて開設したペット避難所でのトラブルや避難所運営の人手不足などの問題点が挙げられ、今後の地域防災計画の見直しに生かしていく方針を確認した。

 熊本市では台風10号が県内に接近した9月6~7日、計150カ所の避難所を開設し、最大で約1万人が身を寄せた。ただ、高潮被害が予想され、開設できない避難所があったり、新型コロナウイルスの感染予防策に追われたりして、各地で対応する市職員の不足が生じたという。

 ペットの同伴が可能な避難所は、同市南区のアクアドームくまもとのプールサイドに開設。371人、162匹が活用した。しかし利用スペースは、500人以上が避難した指定避難所でもあるアクアドームくまもとのエントランスとつながっており「においや鳴き声が気になる」との指摘が複数あったという。職員が犬に手をかまれるなどのトラブルもあったといい、大西一史市長は「マニュアルの整備を進めたい」と話した。

 台風10号に関する災害対策本部会議は今回で終了。市はこれまでの議論を踏まえ来年5月の防災会議までに地域防災計画を見直すという。

(綾部庸介)

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