玖珠の廃校改修し「IT学校」開設 来年4月以降

15~25歳 国籍問わず年間30人受け入れ

 ITコンサルタント企業の「ティーアンドエス」(東京)は8日、大分県玖珠町の廃校となった中学校を活用し、自社の新人育成施設「ITファームKUSU」を開設すると発表した。町に半年間居住させて最先端技術を習得させ、同社のIT開発運用拠点にもする計画で、投資額は約2億円。大規模なIT人材育成施設は全国でも珍しいという。

 廃校の旧校舎を改修し、1階は最新のIT技術に触れられるスペースやジムを整備。2階は社員食堂、3階には同社の玖珠支店を移転させる。近くにワンルームなどの居住スペースも設けた生活拠点も新築する。

 人材育成事業は来年4月以降で、初年度は一般常識のテストに合格した15~25歳を年間30人受け入れる予定。学歴や国籍は問わない。半年間で高質なIT職業教育などを行うとしている。修了後は正社員への道が開け、大分県内居住を推奨。給与は人材評価して東京水準と同等に支給するという。

 県庁で広瀬勝貞知事に立地表明した同町出身の稲葉孝政会長は「野球でいう2軍のように徹底的に鍛えていく。世界中から募集が来てもおかしくない教育施設にしたい」と話した。広瀬知事は「デジタル化が進む中で、こんなに素晴らしいことはない」と歓迎した。 (井中恵仁)

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