球磨川流域「ダムを柱に治水を」熊本県知事に要望

西日本新聞 社会面 古川 努

 7月の豪雨で甚大な被害が出た熊本県南部の球磨川流域12市町村でつくる「川辺川ダム建設促進協議会」(会長・森本完一錦町長)は9日、県庁を訪れ、蒲島郁夫知事に「川辺川ダムをはじめとする治水対策の方向性を決断してほしい」と要望した。蒲島氏は「流域市町村長の総意として重く受け止める」と応じた。

 要望には10市町村長が出席。豪雨による球磨川の氾濫で50人が犠牲、2人が行方不明となったことから「多くの住民が抱く水害への恐怖、不安を解消しなければならない」と訴え、「ダムを柱にした種々の方法を組み合わせる必要がある」と強調した。

 蒲島氏は「あらゆる選択肢を排除せず、時間的緊迫性をもって治水の方向性を検討したい」と述べ、具体的な治水対策を決める「検討の場」設置に向け、国と協議中であることを明らかにした。

 協議会は9月にも「有効性が認められた際には」との条件付きで、ダムを含む治水対策を要望。今回は「(6日の検証委員会で)ダムの重要性、必要性が科学的データで立証された」として、ダム容認の姿勢をより強めた。 (古川努)

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