「奇跡的」高校生ら4人の“リレー” 心肺停止の男性救う

西日本新聞 長崎・佐世保版 古長 寛人

 自動体外式除細動器(AED)のリレーが命を救った。長崎県諫早市の運動公園でランニング中に倒れて心肺停止状態となった男性(37)を偶然居合わせた医師、看護師、高校生2人の4人が救助した。サッカー部員の高校生2人はAEDを取りに公園内を猛ダッシュ。10日、諫早消防署は「奇跡的な連携」と4人に感謝状を贈った。

 4人は諫早市の脳外科医案田岳夫さん(57)、長崎市の看護師土屋暁美さん(54)、諫早市の長崎日大高2年の鍬崎哲也さん(17)と小瀬良天翔さん(17)。

 同消防署などによると、男性がランニングコースで倒れたのは9月26日夕。母親のリハビリで公園を訪れていた土屋さんが心臓マッサージを施し、ジョギング中だった案田さんも駆け付けた。男性は呼吸や脈がない意識不明の状態で、土屋さんは足が速そうな鍬崎さんらにAEDを運ぶよう依頼。2人は公園事務所までの数百メートルを駆けた。

 男性はAEDによる処置で意識を取り戻した。「AEDでの処置がなければ、助からなかっただろう」と同消防署。案田さんと土屋さんは「研修でAEDには慣れており、役立った」。高校生2人は「とにかくAEDを早く渡すことだけ考えた。人の命が助かり、蘇生の仕方を学ぼうと思った」と話している。

 (古長寛人)

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