LINEで簡単に体調管理 登録者の回答リスト化 産業医科大院生ら開発

 新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、社員や学生の体調管理を無料通信アプリ「LINE(ライン)」で簡単にできるシステム「AMAVICO(アマビコ)」を、北九州市の産業医科大の大学院生や社会人でつくるチームが開発した。毎日定時に発熱の有無などの質問が社員らのスマートフォンに届き、その回答がリスト化されて会社や学校など管理者側に送られる。利用者が多いアプリを活用することで、健康管理の負担を軽減する狙いがある。

 アマビコは、管理者を「友だち」に追加すると、出勤するかどうか、自分や同居者が発熱していないか、風邪のような症状がないかなどの質問が届き、社員や学生が回答する。管理者には体調不良や未回答の人数、名前が一覧で届き、過去の履歴も残る。質問項目などの細かい設定は事業者に合わせて変更可能だ。

 システム改良のため、5日から産業医科大で全学生約千人への試験導入が始まり、同大の担当者は「体調不良者を手作業で拾い出す手間を省くことができる」と評価している。

 開発したのは医療、福祉に関心を持つ人が集まるオンラインサイトで知り合った8人で、産医大の大学院生、医師、会社員など職業も居住地もさまざまだ。中心メンバーの会社員石川裕之さん(33)=東京=は「健康管理の負担を軽減することで企業や学校が本来業務に注力するのを支援したい」と話す。

 導入や料金の問い合わせはメールでアマビコ事務局=ship.amavico@gmail.com

(壇知里)

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