「みんな大好き」HKT最年少の工藤陽香が卒業 特別配信、同期集合に涙

西日本新聞 古川 泰裕

 HKT48最年少の5期研究生・工藤陽香(14)が12日、福岡市内のレッスン場から配信された特別番組「はるちゃんを送る会」に出演、同期メンバーに囲まれ、全力で駆け抜けた約2年間のアイドル生活に別れを告げた。

 天真らんまんにステージで躍動し「くどはる」「はるちゃん」などの愛称で親しまれた工藤。どんな時でも、動画配信サイト「SHOWOROOM」などで見せる元気な姿に、励まされるファンも少なくなかった。無邪気さはそのままにぐんぐん成長し、加入時は142センチだった身長も158センチに。「どんどん(身長が)抜かされていく」と嘆いていた先輩たちも、目を細めて成長を見守る新星だった。

 約2時間の配信番組は、水上凜巳花と市村愛里の司会で進行。オープニングから多くのメンバーが涙を見せた。冒頭は工藤と一緒に映ったデビュー前の秘蔵写真やプライベートショットで回顧。一緒に行った食事、ステージでやってしまったミス、スタッフに怒られて泣いたこと…。思い出話に花を咲かせ、手をたたいて笑い合った。

 「いぶはる」と呼ばれた親友・石橋颯手作りの映像には、「はるちゃん」と呼びかける休業中の長野雅の肉声も。「未来の扉」にのせて5期生との日々がスライドで映し出されると、大きな目から大粒の涙が流れた。

 歌のコーナーでは、石橋と「生意気リップス」をデュエットしたほか、全員で「草原の奇跡」を歌唱。5期研究生で上演していた「脳内パラダイス」公演のラストを飾る名曲は涙で途中から歌えなくなったが、間奏では同期メンバーの名前を呼び「みんな大好き」と思いを伝えた。

 終盤、同期を代表して石橋が「本音を言うともっと一緒にいたかったけど、ずっと頑張ってきたことを知っているから私たちも背中を押せる。今までありがとう、行ってらっしゃい」とエール。市村も「つらくなったら私たちを思い出して。忘れちゃだめです」と涙ながらに続けた。

 仲間に背中を押された工藤は「HKTで学んだことをたくさん生かして頑張っていきたい。2年間ありがとうございました」と言葉をつなぎ、手を振った。新型コロナウイルス禍によりファンの眼前でのパフォーマンスはかなわなかった。それでも、画面の向こうにいつもと変わらぬ笑顔を届けた。 (古川泰裕)

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