薬の誕生が多くの患者の…

西日本新聞 ふくおか都市圏版 斉藤 幸奈

 薬の誕生が多くの患者の未来を変える。先日、今年の受賞者が決まったノーベル医学生理学賞の候補に名前が挙がっていた熊本大名誉教授の満屋裕明さん(70)。世界で初めてエイズ(後天性免疫不全症候群)の治療薬を発見した▼「死の病」と恐れられていた1985年のことだった。元々は抗がん剤として開発されたものだという。その後も次々と新薬を世に出し、エイズは「慢性疾患」と考えられるようになった▼取材で会った筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患った60代女性の言葉の重さを改めてかみしめる。ALSは詳しい原因が不明で根本的な治療法は確立されていない。女性は「新薬が必ずできると信じることが生きる希望。多くの人に関心を寄せてもらうことで開発が進んでほしい」と訴える。 (斉藤幸奈)

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