【動画あり】クイーンビートルお披露目 コロナ影響で就航日決まらず

西日本新聞 古川 剛光

 JR九州高速船(福岡市)が福岡-釜山航路に投入する新型高速船「クイーンビートル」が15日、建造していたオーストラリアから博多港に到着した。だが、新型コロナウイルスの影響で現行の「ビートル」は3月から運休中。新型船は外国船籍で国内限定の運航もできず、就航日は未定だ。

 クイーンビートルは、三つの船体をつないだトリマラン(三胴船)で全長83メートル。定員は502人と現行のジェットフォイルの2・6倍に増えた。乗船中のシートベルト着用が不要で、展望デッキや免税店も設置。福岡-釜山間を3時間40分で結ぶ。建造費は55億円。

 午前11時ごろ、博多港中央埠頭に真っ赤な塗装の新型船が近づくと、関係者らが小旗を振って歓迎した。

 日韓間の往来を巡っては、ビジネス目的について今月8日から再開されたが、ビートルの利用の大部分を占める観光目的については再開の見通しが立っていない。このため、JR九州高速船は9月、現行船を平戸港(長崎県)などに寄港する臨時便として運航した。

 だが、新型船はパナマ船籍で、船舶法の規定により国内限定の運航も原則できない。臨時便として活用するには海外の寄港地を必ず含める必要があるという。

 この日、博多港で新型船を出迎えたJR九州の青柳俊彦社長は「今までの釜山航路のイメージが絶対に変わるが、見るだけじゃ宝の持ち腐れ。(活用方法を)勉強したい」と話した。

(古川剛光)

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