漂着の死骸 ナガスクジラか?来週にも引き揚げ調査

西日本新聞 北九州版 古瀬 哲裕

 関門海峡で発見され、北九州市若松区響町の防波堤に係留されていたクジラの死骸は、ナガスクジラとみられることが16日、専門家の視察で分かった。北九州市は来週にも引き揚げ、市立いのちのたび博物館(八幡東区)が詳しく調べる予定。

 死骸を近くの岸壁に移し、マリンワールド海の中道(福岡市東区)の中村雅之館長(60)らが調べると、体長約13・6メートルと判明。ひげや顎の下のひだなどの特徴と併せ、ナガスクジラの若いメスと推定した。

 前部の膨らみは舌にガスがたまったもので、死後10日ほど過ぎているとみられるが、危険性はないという。

 ナガスクジラは、日本はじめ世界の外洋に生息。北九州市沖の玄界灘は、季節の変わり目に餌を求めて日本海と東シナ海を移動する通り道に当たるという。陸地への漂着は珍しく、福岡県周辺では、2015年に山口県の事例がある。

 いのちのたび博物館の大橋智之学芸員(44)は「解剖後は骨格標本にできないか検討したい」と話した。 (古瀬哲裕)

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