「すさまじさ伝える」終戦間際の大牟田空撮写真 18日から公開

西日本新聞 筑後版 立山 和久

 市民団体「大牟田の空襲を記録する会」(中嶋光秋代表)は、終戦間際の1945年8月13日に米軍機が撮影した福岡県大牟田市全域が映った写真を入手した。焼け野原になった市街地などの悲惨な状況が分かることから、同会は「当時の大牟田市の惨状と空襲のすさまじさを今に伝える貴重な資料になる」と話し、18日から各地区の公民館で順次公開する。

 写真は計16枚ですべてモノクロ。同会が米国立公文書館から入手した。

 同会によると、16枚は大牟田市の北側のみやま市高田町付近から南側の熊本県境付近までを連続して空撮しており、大牟田市全域が網羅されているという。

 そのうち、画質のいい2枚は、有明海上空から東側に向かって撮影。北は大牟田川から南は諏訪川までの間が鮮明に写っている。中心部分の市街地付近は白っぽく、焼け野原になっていることが分かる。大牟田駅と南北に延びる鉄道が見え、空襲を免れた市役所庁舎や旧松屋デパート、さらに延命公園や工場群、社宅群も確認できる。

 写真展を開く地区公民館は、18日=中央▽11月22日=手鎌▽12月6日=三池▽1月23日=吉野▽2月14日=勝立。時間は午前10時から1時間程度で入場無料。

 中嶋代表は「大牟田市は5回の空襲に遭い、推計で1300人が命を落とした。焼失地域の大半が分かる写真を通して、戦争の悲惨さや平和の尊さを再認識してほしい」と呼び掛けている。 (立山和久)

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