豪雨被災の焼酎かすリサイクル企業 九州FG系がクラウドファンディングで支援

西日本新聞 九州経済面 具志堅 聡

 九州フィナンシャルグループ(熊本市)などが出資するグローカル・クラウドファンディング(GCF、同)は、7月に熊本県南部を襲った豪雨で被災した焼酎かすリサイクル企業の再建を支援する。特産の球磨焼酎製造で発生する焼酎かすのリサイクルが止まり、蔵元の生産にも影響が出ている。インターネット上で資金を募るクラウドファンディング(CF)で1千万円を目標に集める。

 支援するのは、球磨焼酎リサイクリーン(同県人吉市)。球磨焼酎の蔵元などが設立した。産業廃棄物に当たる焼酎かすを動物用飼料にリサイクルしており、処理量は年間約5千トンに上る。

 豪雨で浸水し、工場の電気設備などが被災。14の蔵元が利用しているが、操業が停止したため焼酎かすの処理負担が大きくなり、一部の蔵元では生産調整が必要となっている。

 復旧費用は約3億5千万円で、再建支援の補助金を活用しても約1億1千万円の自己資金が必要という。CFの活用で金融機関からの借り入れを減らし、返済負担を軽減したい考えだ。

 寄付は19日から来年2月末まで、GCFのサイトを通じて募集する。金額は千円~10万円で設定。5千円以上は支援額の4割相当の返礼品がある。返礼品は繊月酒造(同)や大石酒造場(熊本県水上村)など12蔵元、約30種類の球磨焼酎を送る。GCFの担当者は「地域に不可欠な施設であり、熊本県や人吉球磨地域の重要産業の復旧や復興に少しでも役立ちたい」と話している。 (具志堅聡)

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