公明党「大阪都構想」に前のめり 山口代表賛成演説へ

西日本新聞 総合面 森井 徹

 11月1日に住民投票が実施される「大阪都構想」を巡り、公明党の山口那津男代表が賛成の応援演説で18日に大阪入りすることになった。連立を組む自民党の大阪府連が都構想に反対していることから、公明党本部は旗印を鮮明にしていなかったが、一転させた。次期衆院選の自公選挙協力を心配する声も出ている。

 山口氏は、都構想に党の命運を懸ける日本維新の会代表の松井一郎大阪市長、副代表の吉村洋文大阪府知事と並び、大阪市の繁華街に立つ予定。

 公明は、2015年の前回住民投票では都構想に反対した。今回は、現職がいる大阪の衆院小選挙区で維新との対決を回避するため、大阪府本部が賛成している。関係者によると、公明支持層にはいまだ反対の声が一定割合あるとみられるため、維新側が公明の支持母体・創価学会に対し、もう一段の協力を要請していた。

 これまで自民への配慮もあり、「大阪の問題」としてきた党本部だが、石井啓一幹事長は16日、「山口代表が大阪に入るということは、党中央としてのスタンスを示すことになる」と踏み込んだ。これに対し、大阪の自民幹部は「総選挙への影響は出てくる」と不快感を隠さない。公明関係者も「選挙協力がやりにくくなる」と漏らした。 (森井徹)

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