「夫の顔がダブった」別れたきっかけは義父母の離婚

西日本新聞

復刻連載・夫婦でいる理由(わけ)<2>

 福岡市内でブティックを経営するサヤカさん(36)は、バツイチ。2人の子を育てながら、2年前に自力で店を開いた。それまではサラリーマン家庭の専業主婦だった。

 「別れた理由ですか? それがちょっと変わってて。義父母の離婚がきっかけだったんです」

    ×   ×

 身長182センチ、東京の有名私立大卒、若くして支店長を任された幹部候補生-。絵に描いたような「3高」の彼と結ばれたのは、28歳のときだった。

 すぐに長男を授かり、3年目には第2子を身ごもった。子煩悩で優しい夫。夫婦げんかは皆無。結婚生活も絵に描いたような日々だった。

 不満は、ただ一つ。姑との関係だけだった。近くに夫の実家があり、よく夕食に呼ばれた。そのたびに料理の味付けから育児まで、細かいことにいちいち口を挟まれた。

 ただし、それも義父が会社から帰宅するまで。

 「突如として人格が変わるんです。満面笑みで出迎えて。夕食の席でも義父の話におとなしく相づちを打つだけ。いつも口げんかしてた私の両親に比べると、なんだかよそよそしい。いつも居心地の悪い家庭だなあと感じてました」

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