サクッ!脳が喜ぶ歯触り 福岡・うきはの四方竹

西日本新聞 夕刊 佐藤 弘

 食べ物を味わう際、歯触りはとても大事な要素。サクッとかみこむ感覚は、なぜか脳に心地よい。福岡県うきは市妹川の堀江剛文さん(52)方でいただいた四方竹(しほうちく)の煮付けは、まさにその快感を楽しめる一品だった。きんぴら、炊き込みご飯、天ぷら…。これなら、なにをやってもうまいこと間違いなし。

 水気が多く、日が陰るような場所を好む四方竹。そこで20年ほど前、川辺に自生していたものを、元は田んぼだった畑に移植したら、どんどこ増えてきたのだという。

 現地を案内してもらう。県道から脇道に入り、しばらく歩く。竹林にたどり着くと、堀江さんのご両親が収穫作業の最中だった。

 春のタケノコ掘りは、たいてい斜面での作業だが、こちらは平たん地。しかも、くわを振り下ろすこともない。地面からアスパラガスのようににょきっと生えた四方竹に定規を当て、45センチまで伸びたものだけ、さっと手折りする。

 「年配者でもできる仕事でしょ。皆で、条件の悪か山の田んぼとかに植えたら、うきはの特産になると思うんですよ」と堀江さん。現在、市内10戸の農家で栽培している。

 出回るのは10月上旬から約1カ月なので、旬を楽しめるのもあとわずか。直売所で購入後、できるだけ早く下ゆでし、調理するのがベストだそうです。 (佐藤弘)

 ▼うきはの四方竹 生(850グラム)、ゆで(230グラム)ともに400円(税込み)前後。福岡県うきは市内の「道の駅うきは」=0943(74)3939、「にじの耳納の里」=0943(75)8111=で販売中。

PR

くらし アクセスランキング

PR

注目のテーマ