「レジ袋×」「ここで食べます」エコバッグで“会話” 聴覚障害の漫画家考案

西日本新聞 社会面 玉置 采也加

 聴覚障害がある漫画家の平本龍之介さん(40)=福岡県久留米市西町=が、耳の不自由な人の買い物を手助けするアイデアバッグ「エコバッグ×コミュニケーションボード」を考案し、販売を始めた。「いくらですか?」「ここで食べます」「レシートください」など、買い物で使う17の言葉がイラスト付きで描かれ、指さしで思いを伝える。

 聴覚障害は見た目では分かりづらい。言葉やイラストを指して意思を伝えるコミュニケーションボードが有効だが、普及は進んでおらず、買い物などで不自由を感じることが多いという。さらに新型コロナウイルス流行後はマスクの着用で、双方が唇の動きから話す内容を読み取りにくくなった。フェースシールドも、光の反射や呼吸でシールドが曇るなどして口元が見えないこともある。

 このため、不織布製の既製エコバッグ(縦36センチ、横29センチ)に、自らデザインしたコミュニケーションボードを印刷。活用してもらうことを考えたという。

 これまでにもコミュニケーションボードの導入を、行政や企業に提案してきた平本さん。「必要性が伝わればうれしい。類似の商品を作ってくれる企業が増えることも期待している」と話している。バッグは3色あり、白が800円、黒と青が千円。平本さんのホームページ=https://www.hiramotoryunosuke.com/=から購入できる。 (玉置采也加)

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