肥薩線復旧「全線鉄道で」 沿線16市町村がJRに要望

西日本新聞 社会面 古川 剛光

 7月の豪雨で球磨川を渡る鉄橋が流失するなどし一部区間が不通になっているJR肥薩線について熊本、鹿児島、宮崎3県の沿線16市町村でつくる「肥薩線利用促進・魅力発信協議会」は20日、福岡市のJR九州本社を訪れ、鉄道での全線復旧と運休期間中に交通利便性が低下しないよう求める要望書を提出した。

 要望書は肥薩線について「100年以上にわたり沿線地域の生活、経済を支えてきた。復興を図る上で必要不可欠」と指摘した。JR九州の古宮洋二取締役専務執行役員との会談は非公開。終了後に取材に応じた協議会によると、古宮氏は「国や熊本県による(球磨川)治水対策の方向性を見て検討したい」と述べたという。

 協議会会長の松岡隼人熊本県人吉市長は「肥薩線は精神的な支え。住民からも一日も早く復旧してほしいとの声が上がっている」と話した。一方、復旧について国と自治体が最大4分の1ずつを補助する改正鉄道軌道整備法の適用については「治水の方向性やJR九州の検討内容を踏まえてから現実的な話をしていきたい」と話すにとどめた。 (古川剛光)

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