「食べ物ください」コロナで解雇、路上生活の末…恐喝未遂の女に刑猶予 (2ページ目)

西日本新聞 一面 森 亮輔

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 福岡市に向かった。都会の求心力に引き寄せられた。中央区の警固公園や周辺で寝泊まりし、紙に「食べ物をください」と書いて路上に立つ日々。現金を差し入れてもらったときにはネットカフェで休んだ。居候をさせてくれた女性もいた。善意が染みた。

 公園を巡回する警備会社の女性(57)はベンチで過ごす被告の姿を覚えている。「ここで寝泊まりしていたら危ないよ」。声を掛けたが返事はない。通りすがった人が「福祉施設に入ったほうがいい」と話し掛ける様子も見掛けたが、しばらくして姿を見なくなったという。

 被告は福祉に頼ってはいけないと思い込んでいた。「私は健康だし、恥ずかしい」

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