バスケで「友達の輪」広がった コロナ禍の大学生が自主企画

西日本新聞 筑豊版 長 美咲

 新型コロナウイルスの感染対策としてキャンパスの立ち入り制限が続く近畿大産業理工学部(福岡県飯塚市)の学生が、スポーツを通した新入生との交流イベントを行っている。企画したのは2年の日高優太さん(20)。新入生は同級生や先輩とのつながりをつくりづらいままで、日高さんは「継続してイベントを開き、1年生同士や上級生との友人の輪を広げていきたい」と語る。

 きっかけは、日高さんが同級生複数人でスポーツをしようと誘ったところ、声を掛けた友人から「せっかくならコロナで大学生活を楽しめていない新入生を巻き込もう」と提案されたことだった。その友人に同学部1年の満田聖哉さん(19)を紹介され、満田さんと一緒に企画を練ることに。SNSでイベントの周知を図るとともに、満田さんが入学後に知り合った同級生を通して広く参加を呼びかけた。

 第1弾として10日に庄内体育館(同市有安)で実施したバスケットボールには、1年生18人、2年生9人の男女27人が参加。初対面が多かった1年生だが、プレーを通してコミュニケーションが増え、待ち時間には会話が弾むように。イベント後には連絡先を交換したり、一緒に食事に行ったりする姿が目立った。

 参加した1年の中山颯太さん(18)は、4月に福岡市から飯塚市に引っ越したが、入学式もないまま前期はオンライン授業。「新天地で友人を作って楽しむという理想の大学生活とはかけ離れていた」。9月中旬に始まった後期では、週に1度の対面授業が解禁されたため、現在は同じ学科の同級生の友人が少しずつできているところ。「イベントは2年生や他の学科の人とも交流できて新鮮だった。知り合った友達を介して大学での人脈を増やしたい」

 日高さんは「人と人がつながるきっかけをつくることができて良かった」と話し、「イベントの回数を重ねて近大生だけでなく、コロナ禍でなかなか新しい友達ができない他大学の学生ともつながっていけたら」と意気込む。第2弾として、31日正午~午後2時に穂波体育館(同市秋松)でフットサルイベントを企画中。参加無料で、希望者はインスタグラムでhid_a1010と検索し、「ヒダカ(イベント用)」宛てにダイレクトメッセージ(DM)で申し込みを。

(長美咲)

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ