剣道に目覚めた小学生の次女 連載・霹靂の日々【46】大島一樹

西日本新聞 くらし面

 長女の成人式、長男の中学卒業の後、次女は小学5年生に。オクサンの入院で何かと負担ばかりかけている子どもたち。私なりに必死にやっているつもりでしたが、どうしても行き届かないもどかしさがつきまとっていました。

 そんな時に次女が突然、「剣道やってみたい!」。

「えっ?」

 オクサンも私も文系で音楽がなりわい。運動は苦手の家系だとばかり思っていました。長男は小学校のときにサッカー、中学校で少しだけバスケ、高校でもやると言っていましたが、次女が剣道? 武道?…頭の中はハテナだらけ。

 「そもそもできる? 続けられる?」。私の問いかけにも、次女は「やりたい!」。少し前に始めた友だちに誘われたらしく道着に憧れたのかもしれません。「道着とか、防具とか高いっちゃない?」「始めはいらんて」などとやりとり。

 昔、仕事で映画「佐賀のがばいばあちゃん」の方言指導をしていた際、主人公の「剣道したか~」というセリフに、ばあちゃんが「道具は?」と返した場面を思い出しました。「道具類は高いから諦めろ」というシーンでしたが、私自身がそんな場面に遭遇してしまうと、とても諦めろとは言えません。結局、「合わなかったらやめてもいいか」と考え、了承しました。

 次女を少年剣道クラブへ送迎するようになり、見学していると意外にも楽しそうな様子。少し安心しました。 (音楽プロデューサー、佐賀県みやき町)

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