西鉄自動運転バス「実現に期待」 北九州市で中型車実証実験

西日本新聞 九州経済面 向井 大豪

 西日本鉄道(福岡市)は22日、中型の自動運転バス(56人乗り)による実証実験を北九州市の公道で始めた。11月29日まで、北九州空港-JR朽網(くさみ)駅間の約10・5キロを1日6往復する計画。自動運転の導入による運転手不足の緩和や収支改善を目指し、走行の滑らかさや安全性を検証しながら実用化への課題を探る。

 西鉄は2月に小型(34人乗り)のバスを使ったプレ実証を実施。さまざまな天候や道路状況の下、通過する信号機の情報をバスに無線で伝えるシステムの実用性などについて検証した。

 今回は、バスと信号機が直接通信する方式を初採用。専用のサーバーを経由する方式のみを使った前回実験より反応速度が上がり、制動距離が短縮されることなどが期待されるという。見通しの悪い交差点には人工知能(AI)で車の動きを予測するシステムを設置。事故予防効果などを検証する。

 倉富純男社長はこの日の記念式典で「コロナ禍により事業モデルの転換が急務。自動運転の実現には大変な期待を寄せている」と述べた。 (向井大豪)

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