「未来に繋ぐスマイルマスク」アジアの児童養護施設支援

西日本新聞 社会面 布谷 真基

 福岡県内を中心にドラッグストアなどを展開する新生堂薬局(福岡市)やNPO法人など4者が、布マスクの製造販売を通じてカンボジアやミャンマーの児童養護施設を支援する社会貢献事業に取り組む。現地の養護施設や小中学校で作った布マスクを新生堂の店頭やインターネットで販売。利益の全額を養護施設に寄付する。

 事業を進めるのは新生堂薬局▽NPO法人「次世代のチカラFUKUOKA」(福岡市)▽TAKINO国際支援チーム(ミャンマー・ヤンゴン)▽非政府組織(NGO)「Pay it Forward」(カンボジア・プノンペン)-の4者。

 両国の養護施設や学校の子ども、施設出身者、日本語学校の学生らが布マスク製造を担当。使用するのは民族衣装などに使われる生地で、完成したマスクは福岡市内の障害者福祉サービス事業所で袋詰めなどを行う。

 新生堂薬局のネット通販で21日から先行販売を始めた。調剤薬局(83店)では11月上旬に販売を始め、需要次第でドラッグストア型店舗(50店)でも扱う。

 両国では寄付金で運営される養護施設が多く、新型コロナウイルスの影響による経済停滞で支援の滞りが出てきているという。

 現地では、輸出向け衣類をはじめとした縫製業が成長しており、マスク製造で得られる技術は職業訓練にもなり、子どもたちが養護施設を出た後に自立して生活するきっかけづくりとしても期待される。

 商品名は「未来に繋(つな)ぐスマイルマスク」とし、用意する普通サイズと小さめサイズとも2枚で税込み880円。販売目標は計1万枚。貢献事業として見込む寄付額250万円は、施設で暮らす子どもたちの教育支援などに充てられる。 (布谷真基)

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