大分の自殺未遂「いじめ原因」市教委の第三者委員会が報告書

西日本新聞 社会面 井中 恵仁

 大分市の中学2年の女子生徒が昨年、2度の自殺未遂をした問題で、市教育委員会が設置した第三者委員会が、いじめとの因果関係を認定する報告書をまとめたことが22日、市教委への取材で分かった。

 市教委などによると、女子生徒は小学6年から、暴言などのいじめを同級生から受けていた。保護者は調査や対策を要望したが、小学校は「児童同士のけんか」として適切な対応を取らず、中学への申し送りもしなかった。いじめは中学入学後も続き、女子生徒はいじめによる心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され、自殺未遂をした。

 今年1月設置の弁護士らでつくる第三者委は21日、報告書を佐藤樹一郎市長に提出。自殺未遂との因果関係を認定し、学校や市教委の対応に問題があったと指摘した。佐藤市長は同日、保護者と面会し、謝罪した。

 保護者は、調査結果の不十分な点などを指摘する意見書を市長に提出した。市教委の野田秀一学校教育課長は「意見書の内容を受け止め、今後の対応を検討したい」と話している。 (井中恵仁)

大分県の天気予報

PR

大分 アクセスランキング

PR

注目のテーマ