ストーカー誘発?被害女性携帯で男に誤発信 佐賀南署員が操作ミス

西日本新聞 社会面 岩崎 さやか

 佐賀県警は22日、佐賀南署の署員が今年7月、ストーカー被害の相談を受けた70代女性の携帯電話の操作を誤り、加害者の男(70)の携帯電話に発信していたことを明らかにした。男はこの女性へのストーカー規制法違反容疑で逮捕、起訴され、佐賀地裁で今月1日に懲役6月の実刑判決を受けた。地裁は、誤発信が犯行の大部分を誘発した可能性があると指摘した。県警はミスを認め、再発防止に努めるとしている。

 県警や関係者によると、署員は7月13日、入院中の女性からストーカー被害の相談を受けた。女性の携帯電話の着信履歴を確認する際、男の携帯電話へ誤発信した。署は同日、女性に謝罪したという。

 男は当時、この女性に対する同法違反の罪で有罪判決を受け、執行猶予中だった。誤発信の後、男は電話やメールを繰り返し、入院先に押し掛けるなどした。その後、再び同法違反容疑で逮捕、起訴された。

 今月1日の判決で今泉裕登裁判長は「警察官によって誤発信され、着信履歴が残ったことから、犯行のかなりの部分が誘発された面が否定できない」と指摘した。

 県警人身安全・少年課の石橋英治次席は「被害者に申し訳ない。指導を徹底していく」と話した。 (岩崎さやか)

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