朝鮮通信使の役割を評価 日韓研究者がエピソード紹介 記憶遺産3周年

西日本新聞 金田 達依

 【釜山・金田達依】江戸時代に日本に派遣された「朝鮮通信使」の関連資料が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」に登録されて3周年を記念したシンポジウムが23日、韓国釜山市であった。同市と市の外郭団体「釜山文化財団」が主催。ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を活用し、日韓の研究者が通信使に関する研究を発表。会場やインターネット上で約80人が視聴した。

 富士山世界遺産センターの松島仁教授は、通信使が残した数多くの絵画の中には、日本の人気画家の影響を強く受けた作品があることを紹介。江原大の黄銀英(ファンウンヨン)教授は17世紀後半に来日した翻訳官が帰国して約30年後、別の通信使に「若い頃の姿を親族に見せたいので(日本人画家が描いた)模写を送ってほしい」と依頼したエピソードなどを紹介した。

 財団は30日にも、航海の無事を祈願した「海神祭」を釜山市で再現するイベントを開催。同日には長崎県の中村法道知事や釜山市の辺城完(ビョンソンワン)市長権限代行ら日韓の首長ら16人が動画メッセージを財団ホームページ上で発信する。

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