玖珠川改修案を初公表 天ケ瀬復旧へ住民説明会 県、日田市

西日本新聞 大分・日田玖珠版 中山 雄介 鬼塚 淳乃介

 7月の記録的豪雨で大きな被害を受けた大分県日田市天瀬町の天ケ瀬温泉街の復旧・復興に関する住民説明会が23日夜、天瀬公民館で開かれた。県や市は玖珠川の改修方法の検討状況を住民側に初めて説明。左岸側を拡幅し、川底を掘削する「検討イメージ図」を公表した。拡幅による建物の移転や取り壊しは少なくし、山が迫る右岸側の拡幅は想定していない。ただこれだけでは、今回と同規模の豪雨時の流下量には対応できないという。県は2022年3月の整備計画策定を目指している。

 非公開で行われた説明会には、住民約60人が参加した。玖珠川を管理する県日田土木事務所はまず、今回の豪雨の推定流量に対応した改修を片岸だけでの拡幅で対応した場合、幅広く拡幅する必要があると説明。多くの建物の撤去が必要になり「温泉街への影響が大きく実施困難」とした。

 その上で、今後の「検討イメージ図」では、川底を掘削するほかは、左岸を拡幅するラインも、建物にはほとんどかからないように示した。ただ同事務所は「(示した図は)おおまかな検討段階であり、今後の詳細な検討で変更となる」と説明した。

 一方、市は川底を掘削した場合は泉源に影響が出るため、泉源に関する調査への協力を要請した。

 県と市は今後のスケジュールについて、随時地元への説明や協議を行い、22年4月に河川改修の事業化を目指す予定も示した。

 (中山雄介、鬼塚淳乃介)

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