834年の伝統今も 武雄神社で流鏑馬

西日本新聞 佐賀版 糸山 信

 佐賀県武雄市の武雄神社で23日、834年の伝統を誇る市重要無形民俗文化財「武雄供日(くんち)の流鏑馬(やぶさめ)行事」が奉納された。

 同神社から飛来したシラサギの守護を受けて平家を滅ぼした源頼朝が1186(文治2)年、武雄にお礼の使者を派遣し、当時の領主が同神社に案内して流鏑馬を奉納したことが起源とされる。

 前日の「宵のまつり(エイトー)」から始まる一連の行事が秋の風物詩として市民に親しまれてきたが、今年は新型コロナウイルス感染防止で規模を縮小。エイトーや流鏑馬の前後にある行列や子どもみこしは中止された。

 流鏑馬は神社本殿での神事の後、県道を挟んだ約255メートルの馬場であり、今年は2011年以来9年ぶりに3個の的全てに矢が当たった。射手を務めた大曲祐一さん(34)=嬉野市塩田町久間=は「4回目の挑戦で、3的中は初めて。コロナ禍で暗い気持ちになっている人たちの励みになれば」と喜んだ。

 (糸山信)

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